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June 17, 2005

NGOによる子供開発銀行・・・マイクロファイナンスと金融業の社会的責任

今日の早朝のNHKニュースを見てたら、NGOによる子供銀行の話が。
たぶん、10歳ぐらいの子供かなあ、こんなこと言ってた。
「少ない金額だけど、田舎のお母さんに送ると喜んでくれるよ」
わずかなお金をこの銀行に貯めてそれを田舎のお母さんに送金しているらしい。
この銀行は、融資事業も行っている。
17歳の少年が自立のために融資を受けていることが紹介されていた。
手押し車の購入したりして自分で商売をしているとのこと。
融資の条件は教育を受けること。
「勉強も仕事もがんばります。商売を軌道にのせて、将来自分の店を持ちたいんです」
えらいよなあ。もうこの段階でろじゃあの涙腺、全台大解放・・・。
ホントにうちの子供たちに話を聞かせてやりてえよ。
子供たちの将来の生き方のためにね。
この銀行は4年前にオープンしたとのこと。
9歳から17歳の子供であれば誰でもサービスを受けられるらしい。
インド以外にも周辺諸国のNGOに呼びかけているとのこと。
ろじゃあは、この分野の話を10年ぐらい前から自分自身のための研究のひとつとして「日常業務」(^^;)以外のところで細々と継続している。
マイクロファイナンスってご存知?

貧困からの自立を目指して、全世界でマイクロファイナンスが広まっている。
有名なのはバングラディシュで始められたグラミン銀行であるが、これは女性というより「お母さん」の自立のための銀行であった。貧困に根ざす所得格差と生活との戦い。あてにならない旦那の稼ぎにもかかわらず子供を育てるために商売がしたい。でも商売や生産に必要な初期投資がなかなかできない仕組み。そこに、そういう子供のために自立を目指すお母さんのための銀行が草の根から構想されたのである。日本の現行の法制度だとちょっとと言われかねない契約条件も含まれていた。たとえば、数人のお母さんで組を作り誰かの債務はその組の中で責任を持つとか。でも、その理屈は裕福な生活を「常態」とする人の視点である。この約束により、がんばってくじけないようにお互いが励ましあって借金の返済のために「お母さん」ががんばるのである。
ろじゃあは、金融の自由化とグローバル化の進展により、国民の所得格差が開き、「貧困」が一部で常態化する自体が生じるのであれば、このグラミン銀行の想定する「自立したいお母さん」は確実に「裕福な」日本でも増加していくのではないか・・・と考えたのである。それに、上に見た「お母さん」はろじゃあの母ちゃんの心情にも通じるものがあったのね(^^;)。
 今朝のニュースはその子供版とも言えるだろう。お母さんはどうしているんだろう・・・。僕らの知らないところで貧困は形を変え確実に進行していると言うことなのだろうか。
 金融で飯を食っている方々はこんな「現実」を心の片隅に常駐させておくとよい。いますぐに起動させなくてもよい。目の前の何かに注力していてもよい。
 でもね・・・少しでも常駐させている人が増えてくれると、目に見えないところでもしかしたら少しずつでも世の中は変わるかもしれないんだよねえ。そして、方向転換やリタイヤした後・・・そのわずかに常駐させていた「何か」が案外その後の「よすが」になるかもしれないよ。もちろん、今から仕事しながら「社会的責任投資」に興味を持ってもらって実行してもらうのが一番いいんだけどね。ちなみに、ここでいってる「社会的責任投資(SRI)」って社会的責任ファンド作ればいいって意味じゃないからね(^^;)。あしからず。
 こういう子供たちを支援することが長い目で見たときに日本のファンを増やすことになる・・・と「民間」が気づかないといけないと思うんだけどねえ。ろじゃあは自分のできることを細々とやるしかないんだけど、もっとお金持ってる金融分野の成功者の方々は、畳の上でちゃんと死ぬためにもこういう分野にちょっとでもいいから配慮しておいたほうがいいと思うんだけど。
 なんか、徹夜で仕事してると、最近ときどきこういうネタが後から後から溢れ出てきて困るときがある。これもブログの効用ね。とりあえずぶっこんでおけるし・・・でも、ある日、ブログの入力画面から「小石」って文字が自然に出てきて・・・これはいいねえ、むしろウエルカム(^^)。わからない方は、こちらを読んでね。こんな書き込みしてるから時間がなくなるんだよなあ・・・えっと、「初期融資者の優越」の法理っと・・・なんでぇ、動産のファイリングシステムはやっぱりややこしいなあ・・・ではでは。

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Comments

私もグラミンを知ったときに、とても深いインパクトを受けた口です^^
自分が好きでやっている企業法務の世界で身につけた「知恵」が、いつかグラミンのような形で最低限の生活すらできずに苦しんでいる人の助けになるんじゃないかというモーソーを抱いていたりしております。未だにモーソーの域を全くでないんですが・・・

Posted by: 47th | June 17, 2005 07:32 AM

47thさんへ
そうかあ、このネタ、共有してもらえるのかあ・・・ちなみに見た番組も一緒だったりして。わたしゃ、ピーター・バラカン氏が夜中にやってた番組ですた。実は、マイクロファイナンスの証券化と社会的責任投資ってここ数年の研究の柱のひとつだったりします(その世界での扱いは「小ネタ」なんですけどね)。「モーソー」は重要です。僕の大好きな今は亡き偉大なおじさんも、「モーソーしてごらん」って歌、歌ってますもの。「イマジン」ってんですけどね(^^;)。
47thさん、まったく個人的で結構ですのでこのネタで一緒に本書きません?ブログでのやり取りだけで本にしちまうとか・・・(ブログのコメント欄でする話じゃないよなあ(^^;))。また遊びに来てください。

Posted by: ろじゃあ | June 17, 2005 08:05 AM

余りにつぼだったので、思わず脊髄反射的なエントリーを書いてしまいましたが、私はユヌス氏の自伝がきっかけでした。
モーソー=イマジンは、なるほどですが・・・あの歌は私は苦手です。あるきっかけ以降、パブロフの犬状態で、あの歌を思い出すだけで涙腺がうるうるしてしまうので(今もうるうるしている)・・・

Posted by: 47th | June 17, 2005 08:35 AM

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Tracked on June 17, 2005 08:17 AM

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ろじゃあさんと47thさんがグラミンバンクのお話をされていた。http://ro [Read More]

Tracked on June 17, 2005 03:39 PM

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