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September 28, 2005

日本のメガバンク再統合の成果と今後の帰趨を占うイベント・・・ろじゃあは地方経済の今後のためにも期待しております

農林中金、三菱UFJと提携 カード・ATMで 総額2000億円出資

農林中央金庫と、来月一日に「三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)」として統合する三菱東京フィナンシャル・グループ、UFJホールディングスと日本信販は二十二日、個人向け事業で業務・資本提携すると発表した。クレジットカード業務や現金自動預払機(ATM)に関する提携を行うとともに、農林中金がMUFGと、来月一日に日本信販とUFJカードが合併して誕生するUFJニコスに対して合計二千億円を出資する。

  昔のこれらの業界におられた方々からすると隔世の感があると思うような出来事がいよいよ来月1日にスタートすることになります。もともと日本信販は農林中央金庫とのつながりが比較的強いところはあったわけですが、MUFJの船出とともに日本のカード業界はまた大きな変化に直面することになるかもしれません。それは法律関係の枠組みでもいえることであります。
  従来の業法の垣根は、ますます低くなり、今回のように農協関係の顧客との関係でどのような法的枠組みで業務が再構築されていくのかというのは、どちらかというと派手なお話ではないかもしれないのですが、これらの金融関係のフィールドでお仕事されておられる、法務関係はもちろんとして、システム関係であるとか認証関係であるとかの関係当事者からするとまた次のステージが始まるんかぁという結構渋めですが重要なお話なのであります。
  今回の農中の出資と業務提携については、少し先の話に結びつければ、郵政民営化の先にあるとされている農協改革の問題においても非常に重要な地位を占めることになると思われます。
  郵政公社の現体制や、

今後予想される郵政民営化の手続きの中で郵便貯金の業務がどのように取り扱われていくのかはまだ明らかではありませんが、一応再提出され再可決されるであろう枠組みに、更なる現実的な枠組みが付加されていくことになろうかと思われます。
  郵便貯金といっても貯金を預かるという機能だけでなくその決済機能の部分については銀行のシステムもなんだかんだと接合を果たしているのであり、それ以上に日本のクレジットカード会社による利用代金の決済口座としての郵便局の役割というのは相当程度大きなものがあるのです。これをどのような形で温存あるいは何らかの主体に移行させていくかというのは、具体的場面におけるかなり手間のかかるそして決済システムの法的枠組みの一部に関係する大変重要な問題なのであり、この枠組みがどうなるかというのはメガバンクをはじめクレジットカード会社にとっては今後の業容のビジネスモデルやコアコンピタンスにも変容を迫る可能性すらある一大事なのであります。
  これが民営化移行時期とされる時期までシステムベースでホントに実現可能なのか?ということについては、ろじゃあは実は結構???なのでありますが、この郵政民営化の動きの中でのクレジットやら電子マネー、ネット決済の枠組みがどうなるか次第で、今回の農中の対応というのもどのような方向で影響を受けるかという問題を内包しているはずなのであります。
  そういう意味では、今回の大規模な出資とリテールの顧客層の統合というのは、全国規模でのリテール金融の法的枠組みを従来の規制法の枠組みを見据えながら統合あるいは改変の可能性を探りつつ、郵政民営化における動向との整合性を見据えながら、短期中期長期に展開していくという、そうとう経営サイドにするとしんどい舵取りを要求される類の大改革となる可能性が大きいのであります。
  しかし、かかる大改革を実施することで、日本全土に広がる農協系の利用者の金融サービスの機能向上が高まる可能性が大きくなるというのは、金融制度改革の中でも、金融制度改革と地域振興と地域金融サービスとの関係をどう折り合いつけていくかという問いかけをメガバンクと農中ベースで問いかけていく営為として国民経済的にも非常に大きな経済的意義を有するものであると思います。
   関係当事者におかれましては、是非この大事業を日本国民全般のための社会的責任を果たすのだという気概で実施、展開していただきたいと存じます。
  ろじゃあはじっと観ていきます。
  特に日本信販の関係者の方におかれましては、今回の大統合と大提携が創業期の同社において求められた地道に生活しておられる方々の資金需要に応えたいという社会的責務を再び闘魂注入するまたとない機会ではないかとろじゃあは考えております。中央の方々だけでなく地方で地道に生活しておられる方々の資金需要も是非くみ上げていただきたい。

世の中は格差の世界になってきておりますので、皆さんが創業された頃と状況は実は同じになっているのですよ。そこに企業としての社会的責任とコアコンピタンスを求める心をどうか忘れないで頂きたい。
プライベートバンキングの推進「だけ」だなんて「夢みたいなこと」は言わないで下さいね、ホント(^^;)。
  最近、しゃべりすぎというか、書き込みすぎが多くなってるなあ・・・気をつけないと。

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Tracked on September 28, 2005 10:15 PM

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