ISO9001:2000と倒壊マンションの品質【テスト版】
報道等で明らかになった耐震構造計画書の偽造問題で問題となった建物との関係で、建築主や施工業者としていくつかの業者の名前が明らかにされているようである。耐震強度偽造、建築主は5社に集中 施工も特定業者
全く関係ないという企業からすると本件については相当いい迷惑という話なのかもしれないが、今後の対応はいずれにしろ事実関係の解明の進展如何と企業の顧客に対する姿勢如何というところにかかってくるということなのだろうかなあ。
ところで、それはさておき、ろじゃあはそれらの企業のうちHPがネットで閲覧可能なものをいくつか見てみて気がつき、且つ気になることがあった。それは、いくつかの企業が、ISO9001:2000の認証取得をHPに掲げているのである。
たとえば、ヒューザー社のHPにはISO9001:2000という品質マネジメント国際規格についての表示がなされている。
当社は、2005年8月26日付で国際品質保証規格である「ISO 9001」の認証を取得いたしました。
<ISO 9001とは?>
顧客に安定した品質の製品やサービスを供給することは組織の使命です。ISO9001は製品の品質保証と、顧客満足及び改善を含む組織の管理まで踏み込んだ品質マネジメントシステムの要求事項を規定した国際規格です。
登録範囲はHPによれば、共同住宅の設計、施工及び付帯サービス (定期点検及び補修工事) とされている。
木村建設株式会社についても、
このISO9001:2000が取得されているようある。現在木村建設のHPがリフォーム中のようでキャッシュによるものしか参照できないのだが確かに取得しているようである。
このISO9001:2000であるが品質マネジメントシステムについての認証だとのことだが、今回のような事態が生じた場合にこの認証はどのように取り扱われることになるんだろうか。この認証自体が製品自体の品質についてのものなのかどうか、その製品についての品質管理システムは存在するという前提で、企業においてかかる製品の品質をどうマネジメントしていくかどうかが認証のための審査の対象になるのか・・・ろじゃあは、もう少し調べてみたい気がしている。
少なくとも、今回、名前が挙がった企業でこのISO9001:2000の認証を取得しているところは、その評価対象としてかかる事態が生じたときの顧客満足度を高めるための方策についても一定の水準を満たしていると評価されうる何かを審査の際に示しているはずなのではなかろうか。
また、顧客に対する情報の開示の内容として製品に関する法律関係の枠組みや監督省庁による規制の内容等についても示すシステムが備わっていることが前提になっていたように思うのだが、今回、期せずして後からそのような問題が明らかになってしまったわけである。この状態を認証を与えた機関はどう今後評価するのか。
実際に、継続評価というものが前提となっているとすれば、今までのことはともかくとして品質マネジメントシステムの実践として顧客の満足度を偶発事象が生じた後にどのように回復し高めていくかもその認証対象の企業のマネジメントシステムにおいて重要なことであろうと思われるので、モニターの一環としてISOの認証を与えた期間は現状と今後を評価することになるのであろうか。
ISO自体の意味合いも含めて、一般の消費者がよくその制度の意味を理解するいい機会かもしれない。ISOの認証を取得していると何が消費者のためになるのか・・・今回、取得企業はその行動で示す必要があるかもしれないのではなかろうか・・・それとも認証取得の意味ってそこまでは厳格なものではないんだろうか・・・なんてことつらつらと考えておりますた(^^;)。


Comments