サウンドロゴは著作物じゃない?・・・企業イメージとかとを考えて総合的に判断するとどうなんだろうねえ
YahooNews「CM音楽にも著作権」 音楽家が住友生命を提訴
企業や商品用の短いCM音楽「サウンドロゴ」を無断で再使用されたとして、音楽家の生方則孝さん(46)が住友生命保険に著作権存在確認や使用料など500万円の損害賠償を求め、4日までに東京地裁に提訴した。この「三井の、り、は、う、す~っ」って知ってるよ、ろじゃあ。
生方さんは「三井のリハウス」(三井不動産販売)などのサウンドロゴでも知られ、これまでに数百曲手掛けたという。
訴状などによると、生方さんは同社の依頼で1986年に「すみともせいめい」という企業名を約2秒半の旋律にのせたサウンドロゴを作曲。契約の書面はなかったが、2、3年使用されると思っていたところ、95年ごろまで使用された。
だって、宮沢りえちゃんがリハウスのCMで注目浴びてた頃のCMに流れてたやつじゃなかったっけか?
この「住友、せい、めい」って感じのサウンドロゴも耳に残ってるよなあ。
ドドドド、ソ、ミってフレーズだそうで・・・そういやそうだわな。
でも、この記事の内容だけじゃ、なんかよくわかんないんですよね、当事者間での争いの「たね」が。
どこかでボタンの
掛け違いがあることも多いはずなんで・・・んで、この生方さんのブログを読んでいただくと少なくとも一当事者としての生方さんの立場からの主張がわかったりします。経緯もある程度言及されてます。
uBuLOG=ウブログ
今のところ住友生命のHPには何ら記述はないようですねえ(6日午前0時15分現在)
生方さんのサイドの話を見ているとどうやら住友生命サイドは交渉のテーブルについてたようですが、最後の段階で「サウンドロゴは著作物ではない」という立場をとるようになったとのことでございます。
→こちらのエントリーを参照してくだされ。
この立場の当否ってのが一応の問題なんでしょうが・・・。
ちなみにご本人のブログではYahooとLivedoorの記事では元記事の後半がカットされてることが判明とのエントリーが出てますね。確かにこの部分がないとやっぱり経緯がはっきりしないよなあ・・・ろじゃあの違和感はやはり理由があったようで。
ふつうはここまで行く前に企業サイドで丸く治める話かもしれませんねえ、なんか特殊事情あったのかなあ・・・。
あと、この手の話、あんまり取引条件の問題とか一方に相当有利な内容が前提であるようなコメントを前提に話を進めていくと、間に入ってた代理店とかとの話も含めて、取引上の優越的地位の濫用とかの話まで関連してくる話にもなりかねないこともありますので、注意が必要かもしれませんねえ。


Comments
昔、増田ジゴローというキャラクターの関連で似たようなことを考えたことがあるのですが、当初曖昧な条件(譲渡だったのか期限付ライセンス)で契約がなされ、その後企業側がマスメディアに創作物を乗せることによって大衆性を獲得したものについての事後的な処理というのは、非常に難しい問題があるような気がします。
企業側としてはCMでの露出に投資をして企業イメージと組み合わせて「育てた」のは自分たちという意識があり、クリエイターの方は「そもそも自分のつくったものがなければ存在しなかったはず」という意識のずれが根本にあるのではないでしょうか。
「著作権でない」というロジックはともかく、私はこの問題については、どちらかというと企業より・・・というか、当初の契約関係を曖昧にしていたツケを被っているのは企業側かなという印象で、中途半端に先例を積み上げるのではなく、訴訟でこの種の事案における権利関係を明らかにするという戦略もあり得るのかなという気もしました。
ところで、当初の権利関係をきちんとやっておくのは、本来は広告代理店の役割のような気もするんですが・・・その辺りはどうなんでしょうね?
Posted by: 47th | January 06, 2006 at 01:39 PM
47thさんのおっしゃるとおりかもしれません。関係した代理店は、住友生命に対しては立場が悪くなるのでは、と懸念します。この業界ではこういったことがままあります。普通は、ここまでいかないうち、表ざたにならないうちに、解決するものです。ただ最近は創作者の方も、代理店との対応の場では、代理店でらちがあかないときは、すぐ広告主と話をするからとおっしゃいます。力関係をよくご存知です。代理店は穏便に解決しようとするので、広告主が出てくる前に解決するのが通常です。
この問題は、これからも見守っていきたいと思っています。
Posted by: ひまわりてんびん | January 06, 2006 at 08:12 PM