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January 13, 2006

今度は北斗の拳かあ・・・アルゼとサミーのパチスロ遺恨試合?あたぁ!(^;)

YahooNewsアルゼがサミーを提訴~過去4件は勝訴
セガサミーHDが、子会社サミーが製造販売したパチスロ機「北斗の拳」がアルゼの特許に触れるという理由で、アルゼがサミーに提訴されたと発表したようでございます。
昨年の注目された訴訟の中でも、玄人好みというか、パチスロという司法試験のおべんきょだけではなんともしがたいかもしれない玄人の世界のひとつとしてのパチンコ・パチスロ業界における特許紛争について、新設された知財高裁を舞台に繰り広げられた逆転判決劇は、

企業の法務担当者にしても、新しい時代の到来を感じさせると同時に、弁護士の先生にお仕事頼むときにも今までの領域以外で自分の会社に固有のお仕事に精通している先生が結構いるかもしれないんだなあと認識を新たにさせたかもしれない出来事であったと思われます。
そんな、サミーとアルゼのある意味での「遺恨試合」?に新たな一ページが加わりつつあるということなのでしょうか?
しかも今回はそのリングにあげられたのが大ヒットパチスロ機「北斗の拳」でござります。
いまも多くのファンを依然として獲得しておりお店でも一定のシマを依然として占めている有名機。
アルゼからすると「お前はもう死んでいる」なんてとんでもない、何とか勝たなければというところなんでしょうが、今回はいかがあいなりますか。
ちなみに、今までのアルゼのパチスロ特許関係の侵害訴訟と無効手続についての報道等については次のサイトに時系列にそって詳しく整理されていますのでご参照されてはいかがでございましょうか
アルゼ パチスロ特許 -侵害訴訟と無効手続-
←ただし、新聞記事についてはリンク切れが多いっすね。

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Comments

すかさずこんにちは(笑)。ごぶさたしております。

演出等の台のコンセプトや特許に対する姿勢、企業経営の方針等々様々点で、アルゼ対サミーというのは「アメリカ(ギャンブル)対日本(博打)」という色が強くなってきていると思います。過去の訴訟の経緯を見ると、サミーが真似ばかりしている、開発力に乏しい企業に見えるかもしれませんが、そんなことは全くなくて、獣王のハズレを役の抽選契機とするATのコンセプトなど特許に値する革命的アイデアだったと思います。その革新性は争われたCTの比では全くありませんでした。

アルゼのマシンは伝統的にアメリカチックというか、ラスベガスチックなデザインが多くて、横文字も平気で使いますし、ラスベガスでも使えそうですが、サミーのマシンは演出の笑いの下世話さなどをメジャーになった今も大事にしていて、説明も日本語が多く、日本のパチンコ屋でないとウケない気がします。

1ユーザとしては(笑)目下日本の市場がよく見えているのはサミーの方だと思いますが、さてどのような判断が下されるのでしょうか。パチンコ屋がラスベガス化するのかとか、カジノが盛んになるのか等々にも関わる話だと思い、注目しています。


Posted by: bun | January 14, 2006 06:02 PM

bunさんへ
お待ちしてました(^^;)。
ろじゃあのパチスロ訴訟ネタではbunさんが完全に名宛人になってますので・・・ちゅうか、他の弁護士さんとか企業法務の方ってこの手の話、あんまり好きじゃないんですかねえ?
しっかし、bunさんの「アメリカ(ギャンブル)対日本(博打)」って視点、なるほどねえって感じっす。
耳学問だけで言えば(^^;)、ろじゃあからすると夢夢ちゃんはアメリカ、銭形は日本、でもどっちも波とか考えると出方は博打だろうと・・・。
獣王は恥ずかしながらスペックとかまったく知りません。お恥ずかしい。
でも、スペックとかゲーム性とかを聞きながら特許の請求項考えるのって、ろじゃあ的には楽しいような気がするのですが、まったくそういう世界に無縁の弁理士さんやそれを見ながら訴訟の準備をする弁護士さんってホント苦痛だろうなあって思います(^^;)。
この世界ばっかりは「好きこそものの法務なれ」って感じだと思うんですけど、実際はどうなんでしょうかねえ。パチスロ会社の法務の人にインタビュー本気で考えてみようかなあ・・・。

Posted by: ろじゃあ | January 15, 2006 03:26 AM

>他の弁護士さんとか企業法務の方ってこの手の話、あんまり好きじゃないんですかねえ?

レスをつけたいけれど我慢されている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。もっと誘惑しちゃいましょうか?(笑)。

と冗談はさておき私がなぜパチスロ訴訟ネタに注目させていただいているかについていくつかご説明申し上げますと、

1.名古屋でコンピュータ・システムの仕事をしていると
  しばしば関連する仕事が入ってくるから。
  顧客満足ということを考えると、
  少しでもいいから自分の手で
  やってみざるを得ません。
  (あまり乗り気ではないんですが なんて 笑)。

2.パチンコ・パチスロ業界を、風俗営業法の世界から
  特許法その他の世界に引き上げ(?)ようとする
  意図の存在を感じる。その意図の行く末を見定めたい。

3.日本におけるリスクマネーの流通形態として、
  いくら個人投資家が増えたといっても、
  日本では株式市場よりは
  パチンコ・パチスロその他公営ギャンブルに流れる方が
  まだまだ一般的であると思われるのですが、
  これが今後どうなるか行く末を見定めたい。
  (一緒にするなという関係者の方々からの
  ご批判はあろうかと思いますが、ご容赦ください)
  
  証券口座開設に必要な住民票を取りに行くのは面倒だが、
  サンダルで近所のパチンコ屋に出かけるのは
  楽しいし、インターネットなんて別に
  一生やらなくても、テレビがあればいいという人も
  多い。

4.そもそも論というか誕生の経緯として、
  パチンコ・パチスロには、とある、
  莫大な財産が築けたはずの方の
  知財権の放棄で発達したと言える面があります。

  パチンコ玉に独特の動きを与える「正村ゲージ」という
  均一でない釘の配置法に関する特許を
  その開発者の正村氏が放棄したために、
  パチンコ台の開発が進んで盛んになり、
  パチンコ屋がたくさんできて、そのパチンコ屋の台枠に
  収まるスロットを開発しようというので
  パチスロができました。

  してみるとこれからパチンコ・パチスロで
  積極的に知財権を取ろうとすること自体、
  そうした誕生の経緯を忘れさせようとする
  あまりお行儀のよくない振る舞いに見えるのですね。
  またご存知の通りコンピュータにも
  知的財産権に対する態度として
  正反対の2勢力がせめぎあっています。
  そのせめぎあいに重ねてみると面白く思えるのでした。

などなど。ですので、まだまだ興味はつきません。

>まったくそういう世界に無縁の弁理士さんやそれを見ながら訴訟の準備をする弁護士さんってホント苦痛だろう

仰るとおりで一度も打ったことがない方には全く無理だと思います。マシンの評価に通じた人にしてみれば、CTで争いが起きてそれ以外の事項で起きていないということ自体、相当にバランスを欠いた、奇妙な事態に思えます。やるならもっと他にいろいろあるだろう、と。

長文失礼しました。ともあれまだまだいろいろありそうですね。

Posted by: bun | January 15, 2006 11:49 AM

bunさん、ホントにありがとう。
以前HardWaveさんにプロファイリング?の点で心配をかけてしまって以来、コメンテイターの方の属性についてはエントリーのネタの選定・書き方やコメントへの反応も含めてちょっとばっかし、配慮させていただいていたのですが・・・でも、こういうコメントすごくいろんなことを考えさせてくれます。
今回のbunさんの問題意識、びっくりするくらいろじゃあと重なる点があります。それはパチンコ・パチスロと証券投資の関係。これは別途エントリー書かせていただきます。
あとは、お行儀問題。これ、ネットでのコンテンツへのプライオリティをどう考えるかという問題という点で、のまネコの問題にも関係してきますし、ネットシチズンの考え方やネチケット(←これはまだ死語ではないですかね)にも絡ませたりすると文化の問題まで論じられるかもという点で実は今回のろじゃあの商事法務メルマガのコラムにも関係する問題だったりするのではないかと。
正村ゲージの話、ちゃんと調べたくなりました。
というわけで、「だからbunさんが好き!」という小特集をちょいと企画しようかと思います。コメントよろしくお願いします(^^;)。

Posted by: ろじゃあ | January 15, 2006 01:21 PM

ありがとうございます。

私はコメントのタイミングなどで他意を読み取りませんので、どうかご安心ください。元々匿名で甘えさせていただだき、皆さんの議論の場の末席を汚している身です。適当にあしらっていただければ、言及されただけでもありがたき幸せくらいのつもりでおります(笑)。

Posted by: bun | January 16, 2006 12:15 AM

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