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January 25, 2006

最高裁、期限の利益の喪失条項とみなし弁済についての判決3件目・・・上田豊三裁判長による「意見」は要検討:最高裁平成18年1月24日第三小法廷判決

本件は通常の貸金業規制法による貸金業者の行う貸付業務と異なるいわゆる「日賦貸金業者」に関する判決でありますが、一月に入って採りあげた2件の最高裁判決で問題となった、みなし弁済規定と期限の利益喪失条項の存在との法律問題に関する点では同様の論点を有する案件についての判決でございます。
平成18年01月24日 第三小法廷判決 平成16年(受)第424号 不当利得返還請求事件
本件で、偶然でしょうが、第二小法廷判決、第一小法廷判決、第三小法廷判決と、3つの小法廷における判決が出揃ったことになります。ろじゃあのエントリーで復習してください(^^;)
貸金業の法的モデルは最高裁で大幅に変化?・・・最高裁平成18年01月13日 第二小法廷判決の意義と影響
最高裁またしても期限の利益喪失条項とみなし弁済について判決・・・最高裁平成18年1月19日第一小法廷判決
ところで、本判決には、上田豊三裁判長の「意見」が付されておりまして、

この意見によると、期限の利益の喪失条項による弁済の任意性について、

本件において,上告人らが本件各弁済をしたのは,約定利息につき期限の利益喪失条項のある下でしたものではあるが,詐欺や強迫あるいは同法21条で禁止している取立行為に基づいてしたものであることをうかがわせる事情は認められないので,本件各弁済は,上告人らが約定利息の支払に充当されることを認識した上,自己の自由な意思によってしたもの,すなわち上告人らが利息として任意に支払ったものというべきである。
として、他の多数意見の裁判官とは異なった判断をしております。
差戻しの結論については全委員一致の判決ですので、その意味では少数意見ではありますが反対意見ではないわけですけど、差戻し審でこの「意見」が参考にされるかどうかは一応モニターしておく必要はあるかもしれません。
取り急ぎ、速報版でございます。

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