ライブドアの件の西尾幹二氏の論稿に47thさんのエントリーが引用されてます
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3月号の「諸君」(文藝春秋)に西尾幹二氏が「誰がホリエモンに石を投げられるのか」という論稿を発表されてますが、その中に47thさんの「ふぉーりんあとにーの憂鬱」からエントリーが引用されています。
・・・氏がブログ(「ふぉ~りん・あとにーの憂鬱」)に書いていたが、ライブドアの戦略が「妥当かどうか」といわれれば首を傾けるが、「違法かどうか」は別の話である。「『社会が石を投げるから、罰を与えていい』のなら、法律とかはいらない」は、一歩退いて考える人の冷静な言葉であると思った。
(西尾幹二「誰がホリエモンに石を投げられるのか」諸君2006年3月号132頁より引用)
西尾氏の論稿の内容についてはコメントできる立場にありませんが(まだざっとしか眼を通しておりません。ごめんなさい)、ブログのエントリーの中で「胆力あるもの」が活字メディアでも引用の対象として正当に認識されはじめてるあらわれのひとつかもしれませんね。
ただ、引用なさるなら、ブログのURLと何日のエントリーかとかまで一緒に記しておいていただいた方が、
西尾氏の論稿を読んだ読者の方が原典を参照できるという意味では、よろしいのではなかろうかとも思いますた。
それでこそ、それぞれの内容の理解が深まるわけですしね。
まあ、掲載誌が一般誌であることや論稿の尺の問題なんかもあるのでしょうから、あまりうるさいことを言うつもりもございません。少なくとも原典を紹介してることが良心的であることは間違いないわけですからね。
う~ん、47thさんのブログにしろ、磯崎さんのブログにしろ、toshiさんのブログにしろ、法律関係(磯崎さんのブログは立派に法律関係ブログの範疇に入っていると思いますので。それにしても一日5万ページ・ヴュー(PV)というのはすごいでんなあ)ブログの大御所さんたちの社会的影響力というのは高まってきているということなんでしょうねえ。
先般商事法務のメルマガでこの「引用」の件でコラムを載せていただいた関係もあり、ついつい筆が進んでしまった次第でございます。
Comments
ひぇぇ、知らなかったです。
クリエイティブ・コモンズにしているんで、自由な引用は当然起きるべきなんでしょうが、紙媒体で紹介されるとびっくりしますね^^;
今回のはともかくとして、エントリーの中には本当に思いつきレベルのものも少なくないんで、そのまま見解として引用されると意表をつかれることもあり得るんで、ちょっとその辺りも考えておかないといけませんね。
Posted by: 47th | February 02, 2006 01:58 PM
こんばんは。実はこれには昨年5月以来の因果がございます。
先日の外資脅威論に関する47thさんのエントリ、
http://www.ny47th.com/fallin_attorney/archives/2005/06/post_45.html#more
で積極的にコメントしていた福井なる方が西尾氏に近しい方なのです。西尾氏もあれ以来注目しておられるのでしょう。なぜ突然47thさんのところに論争がふっかけられたのかというと・・・実は外資脅威論の議論に、右の方にも参加していただこうと、話を振ったのが他ならぬ私だったんであります。ところが彼らは雑魚の私とやりあわず、47thさんのブログに・・・(笑)。コメント群を読んで責任を感じた私がことドルの通貨政策に関して生意気ながら援護射撃した次第。
これを踏まえて、また当時の木村剛さんのエントリも合わせて読み直していただくと、それぞれの論客が、自らの政治的立場との整合性に気をつけながら、キッタハッタをしている様子がよく伺われて楽しめます(笑)。
Posted by: bun | February 04, 2006 01:14 AM
あらbunさん?お元気ぃ?(^^;)
ちゅうか、あの頃のお話はあんまり気に留めてなかったんですけどあれを契機に西尾氏が47thのブログを評論の対象(あるいは自らの評論活動の参照資料のひとつ)として扱っておられるというのは慶賀の至りということでよろしいのではないかと。
これが本来の文脈と異なる引用だったりすると問題あるでしょが、そういうことでもないみたいですし・・・。
ただ、47thさんがおっしゃるように、気軽に書いてる文章だってところは(そうは言っても47thさんの場合、それだけでワイドショーのコメンテーターのコメントの水準はおそらく凌駕してると思うんでちょっと話は複雑)引用する方も引用に値するかどうかという点で価値判断をしてるであろうとは思うのですが、本人からするとちょいと気になるところがあるのも事実かもしれません。それだけ47thさんがまじめで誠実ってことでございますよ(よいしょ(^^))。
bunさんもそうだと思いますが(?←怒らないでね。ろじゃあもそうだと思います)、スラップスティクのテイストはよく理解しつつまじめな議論をするという手法って、眉をひそめられることもある分、そういう方からはほぼ引用の対象にはならないわけですけど(^^;)、47thさんの場合は、まじめさの比率が比較的(相当)大きいからこういうお話も出てくるのではないかと。ホントはろじゃあも47thさん系でいきたいんですけどねえ・・・「法務の国のろじゃあ」と「おばかの国のろじゃあ」に分けようかな・・・(^^;)。でもアクセスは後者に集中するような(汗)。
んではまたお待ちしております。
Posted by: ろじゃあ | February 05, 2006 12:07 PM