遅ればせながら日興CGの上場維持決定について
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友人とケーキセット食いながら日興CGの上場維持決定について話をしていたのですが、皆さんがいろいろな視点からとりあげているなあとろじゃあは思ってたんですけど、あんまり皆さん言ってないかもなあと言う点(ろじゃあが読んでないだけかもしれないのですが)を彼にぶつけてみましたところ、存外にそれあるかもという反応でわが意を得たりのところがあったのですが。
それは、皆さんが論じている問題とは別に、比重はそんなに大きくないかもしれないんですけど、もしかしたら日興コーディアル自体の証券やら社債の決済機能の位置付けの問題ももしかしたらあったのではなかろうかというところでございました。
それは以下の
ような点でございます。
1.証券取引法というか金融商品取引法との関係で証券会社の位置付けについて上場会社と非上場会社とでどのような違いがあるのか(非上場の証券会社もたくさんあるようですから取引自体ができないということはないのでしょうが)、。この辺を調べてみないといけないなあと思いながらだべっていたわけでございます。
2.お客さんサイドでの口座の管理や担保の取扱いで非上場になることにより差異がどの程度生じるのか。
3.株式が発行されない制度と決済上の担い手としての証券会社の要件が、特別法上や東証の基準でどのような差異があるのか。
これが、もう少し実務的な問題になると信用取引の枠組みが変わることはないのかとか決済手続きの関係でお客さんの注文を出せる与信枠やら取引に影響が出ることがないのかというところにも関係があるのかということになるんでしょうけど、これらの枠組みが変更なくても証券会社間の取引上の相手方との関係で信用リスクに影響を与えることはないのかとか考えていきますと、銀行が破綻したときとは同程度ということはないのでしょうが、少なくとも決済の枠組みで上場と非上場とでややこしさに差があるとするとそれについてのコストとか手間のことを考えると混乱をきたすことがあり得るのではないかなあというのが、友人との御話での素朴な疑問でございました。
あとは非上場によりその株式を担保にして取引している方々とか、同社に対して融資している銀行とか社債権者(社債は発行してるのかな?)との関係でどの程度の混乱が想定され得るのか・・・この辺になると、決済手続きで問題があるならシステミックリスクの問題、株式の価値の問題だと取引当事者との関係での信用リスクの問題、手続きのコストとか手間の問題ならオペレーショナルリスクの問題ということになるのでしょうが、今回の上場維持の決定のベースとしてこの辺はどの程度配慮されたのかなあというところでございます。
いや、この辺が明確なら、他の案件とは異なり、
単なる規模の問題ではなく、上場証券会社だから、上場を維持したという理由も成り立ち得るかもしれないわけで、その辺がどうなのかなあというのが友人との御話の結論でございました。
調べてみないとなあとは思ってるんですけど実際問題としてどうなんでしょうかねえ。
というところで無知なりの素朴な疑問の列挙でございました。
その程度のものです、すいません(^^;)。
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