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June 04, 2007

みずほ銀行が循環取引関係で?加ト吉水産提訴:これは一括決裁システムか?売掛債権信託か?(1)

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え~と、週末のお話ですね。
みずほ銀行が加ト吉を提訴ということのようですが・・・・。
YahooNewsみずほ銀が加ト吉水産を提訴 38億円支払い求める(産経新聞)
さて、このお話、みずほ銀行は何を理由にどういう法律構成で加ト吉水産に対して何を請求しているのか・・・・ちょっと記事を読んだだけでは確定できないところがありますねえ。同記事によれば

・・・関係者によると、みずほから融資を受けた債権買い取り会社が、加ト吉水産の取引先から加ト吉水産の債権を購入。加ト吉水産は毎月、債権買い取り会社に支払いを続けていたが、その後、支払いが滞るようになった。債権買い取り会社はみずほに債権を譲渡し、約38億円の支払いが焦げ付いているという。
この債権買取会社ってなんでしょうか?
債権譲渡担保でみずほ銀行さんが直接加ト吉水産の取引先から「加ト吉水産向けの売掛代金債権」を譲受けているということであればこれは昔からある典型的な集合債権譲渡担保ということになるのですが・・・・どうも、

ストレートな形の資金の流れではないようです。
みずほさんが融資しているのは債権買取会社ということですので、ここが加ト吉水産の取引先から加ト吉水産向けのの売掛債権を譲受けていてそれを裏づけとして何らかの形でみずほ銀行さんが融資をしていたということなんでしょうね。
そうするとこの債権買取会社というのはどんな存在なのか・・・・。

SPCを使ったアセットバックローンの形をとっていたのか?
なんてことも考えていたんですが、これひょっとして、
一括決済システムを利用しているということなんでしょうか?
それとも、この債権買取会社という表記がちょっと不正確で
信託銀行さんとかが間に何らかの形で介在していて信託受益権を裏づけにしてノンリコースローンの形で
みずほ銀行さんが融資資金を出していたということなんでしょうか?
まあ、文中に債権買取会社から債権を譲受け・・・と書いてありますので、一括決済システムで対象債権が履行されないのでみずほさんが担保権の実行としてかどうかは別にして債権を譲受けた形にして、債権者として直接加ト吉水産に対して債務の履行を求めているということなんでしょうかねえ。
それともこれもあり得るという意味では
ファクタリング
が行われていたのか・・・・。
いずれにしろ、このお話、売掛債権担保融資及び売掛債権の信託・証券化の分野において循環取引リスクをどのように考えるかというところまで影響を及ぼす可能性があるのかどうかというところが気になるところでございます。
引き続き注視したいと思うのですが、この件についてのリリース、さっき見た限りではみずほ銀行さんのHPには見つけることができなかったのですが・・・・まあ額が38億円ですから、みずほさんの規模からするとリリースに値しない事柄といえるかもしれませんのでまあ出てなくてもおかしくないとは思うのですがね・・・・と思ってたら加ト吉さんの方のHPにこの件が・・・ということで続く・・・

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