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October 11, 2007

裁判官も大変なお仕事だと思う(1)・・・ジャッジ第2回の放送はもうすぐ

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学会のシーズンは結構複数の学会で研究発表を聴いたり日頃お会いできない先生方とお話をするとか、一年の中でも貴重な時間だったりするのですが、その分、「ジャッジ」関係のエントリーが滞りがちで。
んで、もそっと早くとりあげるべきだったのが、裁判官のお仕事と日常生活の枠組みの関係についてのお話な訳です。
信託大好きおばちゃんさんは、先日念願のリアルワールドでのお目通しがかなったブロガーのおひとりなのですが、早速先日こんなコメントをいただいたわけです。

・・・あと最後に判事補の子供がいじめられるシーンがあるのですが、実際にそういうことはあるのでしょうか。都会だったらわかんないからないかもしれませんが、田舎だと誰が判事かわかって誰とどこに住んでるかもわかるから、可能性としてはあるのでしょうか。子供としては、たまったもんじゃないですよね。
いやはや、おっしゃるとおりで、お子さんの立場というのは確かにたまったもんじゃないよなあ・・・とろじゃあも思います。
ただ、よく考えて見ると

このお話は、法律の分野で専門家としてお仕事する場合には、その方々とご家族には何らかの形で懸念されるお話なんだろうなあとろじゃあなんかは思うわけですね。
弁護士の先生のお話について考えて見ると、もう随分前の話ですが、着手されているお仕事の関係で奥様を失うことになってしまわれた弁護士の先生のお話などがすぐに想起されるわけです。
社会正義を全うするためのお仕事をして依頼人の権利を守るという職業上の立派な矜持を持ちながら仕事をしている中で、自分の家族が不利益を被る或いは生命の危機に晒される・・・こういう日常的なリスクを認識しつつ社会のために活躍されるからこそ、弁護士の先生というのは社会的にも尊敬されるところがあると思うのですね。
検察官の方々だって事情はもちろん一緒だと思います。
いや、むしろ、逆恨みをされる可能性という意味では弁護士の先生や裁判官の方々からも潜在的なリスクは高いともいえるでしょう。
社会の安定と正義の確保のために犯罪との関係で、刑事裁判における重要な役割を果たす専門家という位置づけですが、転勤だって裁判官の方々と同じぐらい多いお仕事ですものね。
行く先々で、今回のジャッジの第二回で予想されるようなある種の恨みが家族に向けられるという潜在的なリスクというのは同様にあるのだろうと思います。
このエントリーのタイトルを

裁判官「は」にせずに裁判官「も」にした
のは以上のような印象があるからであります。
こういう法律の専門家たちが大なり小なり抱えているかもしれない
職業の特性に内在するリスク
というものは、日常的にはあまり一般国民には伝わってこないところがあるとも思います。
そりゃ、信託大好きおばちゃんさんが指摘してるように都会だったらというところもあるのかもしれません。
ただ、
構成員が少ないコミュニティの中でその専門家が職業を全うすることによりコミュニティの構成員としての自分と家族にその構成員間の距離が近いが故にどのような問題が生じ得るのか・・・・
これは、実はコミュニティにおける法的な問題を解決するための制度の構築上の留意点を改めて認識させるという意味では、すごく重要な視点のような気がします。
そもそも裁判の制度やそれに関わる専門家というのは、潜在的なそのようなリスクを引き受けているのだ、だから・・・という方向での議論に資することになるだろうと思うのですね。
では、この問題はこのレベルの議論だけで終わるのか・・・・この問題をいま、国民として考える意味というのは実は別の視点からも重要だと思うのですね・・・ということでこの問題についてはエントリーの(2)で、第二回のお話を見る際の視点との関係も含めて続きを書くことにしたいと思います。

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