ジャッジ・第四話をみて(1):子供に先立たれることほど親にとってやりきれないことはない
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先取りですが、このお話で印象的だったのは
迷って悩むだけじゃだめだ・・・それを乗り越えなければ・・・でした。
この言葉は重いろじゃあが思い浮かべたのは
We shall overcome古い奴だと笑わば笑え(苦笑)。
第三話についてのエントリー等を続けてエントリーしようとしていたところで愛機のPCがイカレてしまったので困った状態になってしまいました。
取り急ぎ今回のお話についてエントリーを。
二人の子供を育てる母親であるソニンさんが、交通事故を起こした件についての業務上過失致死に関する事件が今回の設定であります。
子供を事故で亡くした父親役を尾身としのりさんが演じておるわけですが(相変わらずうまいねえ)、事故の加害者と被害者という立場で二つの家庭がどのような家庭環境の中で裁判を通じて何を考えていくことになるのかという点を突き詰めていくシナリオになってたわけです。
加害者役のソニンさんは役者さんとしてもうまい表現者だと思ってましたのでやはり期待通りの演技だったと思います。
話の進展で、
派手な展開があるのかな?とも思いましたが、今回はいままでのお話の中である意味では一番淡々とした展開になってたのではないかと思います。
途中に入るサイドストーリは相変わらずメインテーマに連なるエピソードを提供してくれています。
出張裁判のお話・・・年齢を97歳を100歳に訂正するために戸籍の訂正を求めるおばあちゃんのお話。
これは珍しいと思ってみてたのですが(これは元ネタがあるんだろうなあ・・・)、97歳と100歳では値打ちが違うとおちゃらけておいて実は・・・という展開でした。
あれだけで簡単に認めていいのかい?と視聴者が思い始めたところで、仏壇に手を合わすおばあちゃん。
特攻花・・・息子の写真・・・満18歳で死んだ息子・・・
お母さん100歳まで元気で長生きしてください。という手紙を見せるおばあちゃん。
ボクの分までが消してある。
そして視聴者には、
これで息子との約束が果たせたというのがおばあちゃんの動機だったことが分かる・・・。
飛行場のまわりだけ咲き続けている花といわれている花を見ながら恭介は・・・ここで事務官による
子供に先立たれることほど親にとってやりきれないことはないですよねという言葉で、ここにまた3つの親子の悲しみの構図が浮かび上がってくる。
息子との約束が果たせたと語るおばあちゃん。恭介の頭の中でこれらが綯い交ぜになっているだろう恭介のところに、恭介が島に転勤することになるある意味ではきっかけをつくったことになる同期の裁判官の塚本がやってくる。
交通事故で子供の先立たれてしまった被害者の父親
実刑になったら子供たちはどうなるのだろうかと考える不安な加害者である母親
なぜ塚本は来たのか・・・静かですがたたみ掛けるような展開です。
ということでこの辺で続く・・・
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