これはどういうことなのでしょう?・・・金融庁が警告文をEDINET関係で
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え~と、ろじゃあはよくこの辺のことはわからないので一応備忘録として。
YahooNews川崎の企業がトヨタなど「買収」?=金融庁、虚偽記載の疑いで調査(時事)
川崎市の会社がトヨタ自動車やNTT、ソニーなど日本を代表する大手企業6社を「買収した」とする大量保有報告書が25日、関東財務局に提出され、金融庁の電子開示システム「EDINET(エディネット)」で開示された。各社の発行済み株式の51%をそれぞれ取得したという内容。総額約20兆円という異常な取引規模のため金融庁が事実関係を調査しており、虚偽の場合は、訂正命令を出すなど厳正に対処するとしている。・・・ということなのですが、金融庁はそれに関連して次のような警告文をアップしている訳ですね。
EDINETトップページ大量保有報告書の提出に関する調査について
んでその内容
なのですが、
平成20年1月25日ということなのですね。
金融庁大量保有報告書の提出に関する調査について
本日16時12分頃、以下の発行会社に係る大量保有報告書が関東財務局に提出されました。
しかしながら、当該取引については、同報告書によれば、全体で約20兆円という異例な取引規模となっていることから、金融庁としては、現在、急ぎ事実関係を調査中であり、仮に虚偽記載と認められれば、訂正命令を含め厳正に対処します。1. 提出者
テラメント㈱(川崎市麻生区)2.発行会社
アステラス製薬㈱
ソニー㈱
三菱重工業㈱
トヨタ自動車㈱
㈱フジテレビジョン
日本電信電話㈱
いや、ろじゃあ知らなかったのですが、YahooNewsに出てた「金融庁サイトに偽報告書「トヨタなどの株過半数取得」」という讀賣新聞さんの記事によれば
提出の手続きは、所定の書類を財務局に提出し、パスワードの交付を受け、インターネットを通じて報告書を提出する。事前チェックはなく、削除するためには訂正報告書が必要で、虚偽の疑いが強くても行政側で勝手には削除できない。このため問題の報告書は同日夜まで削除されずに放置されている。ということなのですね。
これ、ホント、悪用しようと思ったら結構悪用できちゃう可能性がない訳じゃないんでしょうけどね。
金融商品取引法の問題ということなんでしょうが・・・。
もちろん場合によっては、風説の流布や価格操縦のお話とかが関わってくる可能性もない訳ではないんでしょうけど・・・。
まあ、もっと規模が小さい数値だったら形式的な審査もしないということであれば、
投資家からすると常に内容が信じられるとは限らないという前提でEDINETを見なければならないことになってしまう訳で。
これではその制度の信頼性自体に対する問題として考えなければならないことにもなりかねないということも。
ということで一応備忘録ですね。
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Comments
次の朝日の記事では、書き込んだのは資本金は1000円のテラメント株式会社という会社のようです。
http://www.asahi.com/national/update/0125/TKY200801250337.html
最初は、けしからんと思いましたが、考えてみれば、システムの欠陥を、実例を示して、わかりやすく指摘した快挙であるような気がします。
←コメントありがとうございます。
確かにそのような見方もできるのかもしれませんが、これが万が一にもある意味での警告であるとかすると、それ以外の所も考えないといけない方々が出てくる場合もあるでしょうし、そもそも今までの枠組みの中で実態を反映しない報告とかがなされていた可能性があるのかないのか・・・これは市場のシステムの信用性の話になってしまうとちょっと困ったことになるんじゃないかと。
まさか過去何年過分のものをもう一度裏付け調査するわけにもいかないで・・・するのかなあ(苦笑)。
またよろしく。
Posted by: ある経営コンサルタント | January 26, 2008 11:04 AM