モノライン各社は税金投入は望まず
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もしかしたら、ちょっと地味な取扱になってるかもしれないですけど、週末の記事の中で、ろじゃあ的には非常に興味深かったのがこの記事です。
YahooNews米モノライン各社、税金投入による救済を求めず=業界団体
[ワシントン 25日 ロイター] MBIAフィッチによる格下げの前の段階でどんなことがあったんだろうね、と何人かの友人と電話とかで話していたところがあるんですが、会社からすると実は結構言いたいことがあるのかもしれないね、という話をある友人とは話していたのですね。、アムバック など米金融保証(モノライン)会社が加盟する金融保証保険協会は25日、金融保証業は税金を投入した救済を望んでおらず、求めてもいないとした。・・・
んで、週末これを眼にしたわけですが、
やはり、自分たちの株主との関係で経営者たちがどのような判断をどのようなプロセスで行うかということについて、アメリカと日本では違うのかもしれないなあ・・・という感じを受けたのも事実だったわけです。
世の中ではいろいろと批判があり、格付け会社からは資本を手当てしないといけないよと言われ、世間的には公的資金的な話まで俎上に上っている段階で、協会ベースで税金投入は望んでいないということと、現状についての自分たちの立場を公式にこういう形で発表できるというのが、まあ、たいしたものだと。
同協会のエグゼクティブ・ディレクターを務めるボブ・マキン氏は「財務状況は強い。問題があるならば、流動性の問題であって資本の問題ではない」と述べたほか、各社がトリプルAの格付けを維持する、あるいは、たとえ格下げされることがあっても格上げを目指す強い意向を持っているとした。日本だったらオモテの世界の議論としては必ずしもこうはいかないんじゃないかなあと思ったりしたわけで。
協会は声明で「金融保証業界は、破綻に瀕しているわけではない。全く誤解されている」と指摘。「非常に重要なことは、金融保証業界は、国民の税金による救済を求めているのでなければ望んでもいない」とした。
最後の
国民の税金による救済を求めているので(も)なければ望んでもいないというのが、もちろんまったく同じ状況ではないですが、日本でのある時代のある場面でのお話ではなかなか言いにくかった時代があったような記憶があったものですから(苦笑)。
でも、国ベースでというか政策当局からするとどうなんだろうかなあというのはまた気になるところもあり。
この案件の行方は非常に興味があるところなのでございました。
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