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June 04, 2009

SFCGさんの件で東京地裁でいろいろと・・・役員責任査定制度っすか:子会社株式への担保設定と親会社の法的倒産手続きの申し立ての問題は別稿で(^^)

このエントリーはろじゃあに頼まれて相方がエントリーしております。

破産管財人の瀬戸先生がいろいろと頑張っておられるようで。
昨日の段階から新聞報道等でSFCGさん関係のお話がでておりますね。
SFCG元社長への損害賠償請求権717億円 東京地裁(朝日)
ちょことっと引用させていただくと

商工ローン大手「SFCG」(旧商工ファンド、破産手続き中)が経営破綻(はたん)の直前に2670億円相当の資産を関連会社へ流出させた問題で、東京地裁は破産管財人の申し立てに対し、大島健伸元社長個人への損害賠償請求権を認める決定をした。「債権者の請求を免れるため会社の財産を移転させた」と指摘、元社長による損害額は約717億円と査定した。
トいうことなんですが、制度的なことを朝日新聞さんはきちっと解説をつけてくれてます。
この一言がついてるかついてないかで一般の方が法的枠組みを理解しやすく配慮してるかどうかがずいぶん違うわけで、この姿勢は司法記事においては非常に重要だと思いますね・・・ということで、

こんなことを説明してくれてるわけで。

決定は、企業を破綻させた役員の責任追及と残った財産の分配を迅速化するため、05年1月施行の改正破産法で導入された「役員責任査定」制度を使った手続きで、実際に決定が出るのは極めて珍しい。確定すれば損害賠償請求訴訟の判決と同様の効力を持ち、支払いに応じない場合、裁判所は財産を差し押さえることもできる。
いわゆる役員責任査定制度のお話でありますな。
(役員の責任の査定の申立て等)
第百七十八条  裁判所は、法人である債務者について破産手続開始の決定があった場合において、必要があると認めるときは、破産管財人の申立てにより又は職権で、決定で、役員の責任に基づく損害賠償請求権の査定の裁判(以下この節において「役員責任査定決定」という。)をすることができる。
2  前項の申立てをするときは、その原因となる事実を疎明しなければならない。
3  裁判所は、職権で役員責任査定決定の手続を開始する場合には、その旨の決定をしなければならない。
4  第一項の申立て又は前項の決定があったときは、時効の中断に関しては、裁判上の請求があったものとみなす。
5  役員責任査定決定の手続(役員責任査定決定があった後のものを除く。)は、破産手続が終了したときは、終了する。
ねえ、破産法もいろいろと変わってるわけでね。
法制度のアップデートはどうしても法務関係を担う人間にとっては必須ですからねえ。
んでまあ、今後の話については、
(役員責任査定決定の効力)
第百八十一条  前条第一項の訴えが、同項の期間内に提起されなかったとき、又は却下されたときは、役員責任査定決定は、給付を命ずる確定判決と同一の効力を有する。
という規定がありますので、異議の訴え(180条1項)がなされないような場合については、この181条の枠組みで決定の効力が確定するということになるわけですな。
数日前に、grandeさんのエントリーで次のようなものがありまして、MAGねっとさんのリリースをまた読み返していたろじゃあなんですが、これに類する取引、とりわけ、子会社等の株式への担保設定の問題というのは以前からろじゃあはその法的問題について時々言及してきたわけですが、今回の件についても改めて別エントリーで考えてみたいと思っております。
ということで備忘録でございます。
(ご参考)
MAGねっとさんのリリース
訴訟の提起に関するお知らせ(5月1日)
業績予想の修正及び特別損失の発生に関するお知らせ(5月15日)

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