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March 24, 2011

水で不安な乳児のお母さんたちのために緊急重点対応を:ヨウ素の浄水器の技術の有無と輸入障壁の有無の確認&コナミルクを溶いても安心な水の緊急配給の検討を

今回の東京での放射能とヨウ素の問題は、乳児向けのきれいな水をどのように確保するかという点でミネラルウォーターを買い求めるべく国民が行動することで売り切れが生じているという現象を起こしているようです。
ところで、この放射能を帯びたヨウ素ですが、浄水器でどうにかならないのかということは思いつく方が多いのではないでしょうか。
そのせいで、浄水器メーカーに問い合わせが殺到しているという報道もあるようです。
ただ、ここで、冷静に次の二点について確認しておく必要があるように思います。

1.今回のようなヨウ素を浄化することが可能な浄水器は現像存在するのか
これはどこを調べればいいのかと思い検索をかけてみたのですがそこで以下のような事実があることを発見しました。正直知らなかったですね。
それは、駐日米国大使館から、市場開放問題苦情処理推進会議に対して平成6年の段階で、 「ヨウ素化合物を一時的に使用する浄水器の輸入承認」という規制緩和項目として提案がなされていたということです。
http://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/oto/otodb/japanese/mondai/subject/199410106.html
そこには以下のように記されています。
すなわち

市場開放問題苦情処理推進会議第1回報告書(平成6年5月13日)

1-(2) ヨウ素化合物を一時的に使用する浄水器の輸入承認

○ 問題提起者:駐日米国大使館
○ 所管省庁:厚生省

○ 問題提起内容

浄水過程で殺菌浄化のため一時的にヨウ素化合物を使用し、殺菌浄化後はろ過するため最終浄化水にはヨウ素化合物が残留しない浄水器について、ヨウ素化合物が食品添加物として認められていないという理由で輸入が禁止されているが、ヨウ素化合物が残留しないことは厚生省指定の検査機関でも証明を得ており輸入を許可して欲しい。

○ 所管省庁における対処方針

一時的に使用するものであっても、食品衛生法上の食品添加物に該当するので、その有用性、必要性、安全性について確認するのに必要な資料を添えて食品添加物として指定を受ける手続きを取り、指定を受けた後でなければ輸入は許可できない。


食品衛生法上の問題として厚生省が当時対処方針を示しています。
ここで提起されている浄化器が放射能を帯びたヨウ素についても対象となるものなのかがまずわかりません。ただ、このような機器があるのであり、ヨウ素の除去に有用ならばこのような規制を見直すべきではないかと考えた次第です。そもそもこの対処方針は現在も堅持されているのでしょうか。それとも既に規制緩和されているのでしょうか。
どなたかこの点について教えていただけないかと思いまして取り上げた次第です。
日本にそのような技術と商品があるならその技術保有主体に助力を仰ぐべきです。
この報告書の提案をしたアメリカに商品があるなら同様に助力を仰ぐべきでしょう。
いずれにしろ解決すべき問題の確認検討と解消すべき障壁の有無と解消の確認検討を政府と関係省庁は直ちに検討すべきです。

2.乳児にミネラルウォーターでミルクを与えてよいのか
市販の水といっても現在販売されているペットボトルの水は、いわゆるミネラルウォーターの場合が多いのではないかと思ったのですが、実際はどうなのでしょう。
なぜそれを気にするかと言えば、ミネラルの種類や量によっては乳児の成長発育を阻害したり健康にかえって悪い場合があるということはないのかというのが気になったからであります。
この点については別のブログでこのような頁を紹介してくれています。
Birth of Bluesというブログの
【東日本大震災】首都圏飲料水 放射能パニック
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/51223718.html
というエントリーの中の真ん中あたりですね。
明治乳業による「微笑みくらぶ」というサイトがあるようで、その中に以下のような頁があります。
「育児用コナミルクをミネラルウォーターで調乳するのは止めてください」
http://www.meiji-hohoemi.com/mamapapa/history/0311index.html

ところで最近水に対する関心が大変高まり、コナミルクを"ミネラルウォーター"で調乳するお母さんが現れました。一口にミネラルウォーターと言っても、水割り用にミネラルを強化したものから、ただの湧き水といったものまで千差万別です。過去には、"調乳用"とうたっているにもかかわらずミネラル含量の極めて高いものがありました。コナミルクのミネラル量は、水道水あるいは一般的な井戸水程度の硬度のもので調乳されることを想定し調製されています。どうしても容器入り飲料水を購入してコナミルクを溶かすという場合には、表示されているミネラル量の数値を比較して、是非"ミネラルの多くない"ごく"自然の水"を選んで下さい。さもないと、せっかくの脱塩の努力が無駄になってしまいます。
この辺のより自然の水に近いものをえらばないと・・・というところはお母さん方も留意すべきところなのではないかと思った次第です。
とはいえ、この緊急時、お母さん方の心情を考えればそれでもミネラルウォータの方がより安心という選択をする場合もあるでしょう。
そのようなことをお母様たちの心情を想定してどのような環境を整備するべきかをいまは検討しないといけないでしょう。
まず、
1.今回のようなヨウ素を有効に浄化し得る浄水器は存在するのかと、そして輸入障壁の有無の確認することが必要です。もしこれが存在し、輸入障壁もないならこのような機器の有用性を直ちに検証し、有用なら直ちに輸入してでも調達するよう対応するべきでしょう。

そして、同時に、
2.あかちゃんを育てるおかあさんの立場に立つならば政府サイドで緊急にミルクをといてもより安心な自然に近い水を探して必要量を重点的に直接おかあさんに配分するなり配給するなりの手立てを早急にとるべき
ではないかと思います。

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