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November 28, 2011

沈め屋(シンカー)と引き揚げ屋(サルベージ):粉飾アレンジャーはどちらに近い?と考えても仕方ないんだろうなあ・・・金商法の「偽計」の考え方

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ろじゃあが「シンカー」と「サルベージ」という言葉を知ったのは確か大学生のときだったと思います。
和久俊三さんの小説で「沈め屋(シンカー)と引き揚げ屋(サルベージ)」というのを角川文庫だったかなあ・・・呼んだんですよね。
この小説自体は、手形詐欺に関する小説な訳ですが、いわゆる手形パクリについて知らなかったろじゃあは大学の一年ぐらいでこの本を読んで大層驚いたものです。
先般の研究会で、公開会社を使ったいろいろな不祥事や金融商品取引法に抵触する事案について、

いろいろな当事者が複雑に絡み合っているような事案についても根気よく閉鎖謄本まで参照して取締役の異動等をマッピングしていくと、いろいろな絵が浮かび上がってくることに驚いたということを書きましたよね。
そのときに感じたのですが、

やはり絵を描いておられる方が誰かおられるのだろうな
と。
そして、いろいろなシチュエーションがあるのでしょうが、業績に何らかの形で問題が生じたときだけでなく、いろいろな場面で、
この昔でいうとシンカーとサルベージの主体に該当する方々が介在している場合があるのではないか
と改めて感じた次第です。
手形のパクリについては銀行の信用システムという外堀を踏まえて成り立つ手形というシステムを利用してパクリサイドとサルベージサイドで仕事をする主体がおり、まあその主体間での連携が取られている場合というのもあった訳であります。
現在ではこれが株式市場での公開会社(あるいは公開手続き)を利用して、一般の投資家の存在するマーケットという外堀を踏まえて成り立つ株式会社に関するシステムを利用して、類似の目的で主体が散在しているというところがあるのではないかなあと改めて感じたわけであります。
アナロジーの話をしてもしょうがないかもしれないのですが、まあ、時代変われば企業を食う食い方も変わるということなのかなと。
となると、
さて、登場人物はどのような方々になるのか
というところなんですが、いろいろなバリエーションがあるのだろうなと。
いわゆる粉飾アレンジャーの方々は、シンカーに該当する方々が多いのか、あるいはサルベージサイドの方々が多いのか。
それほど単純でもないのだろうなあとも思うわけで。
合法的な株式市場で上場する株式会社の内部で自ら同様の目的で投資家の資金を手にすることを考える主体もいるでしょうし、結果としてそうなってしまうこともあるかもしれません。
そのような場合に粉飾アレンジャーが介在する余地が出てくるのでしょうが、かといって、粉飾アレンジャー単体では時系列に沿った一連の絵を実行できない場合もあるでしょう。
その意味では、
今まで少数の主体間の役割分担だったものがさらにアンバンドリングされてそれぞれの主体の役割分担が細かくなり、セル化しているという特質がある
ように思います。
まあ、ですので、
金融商品取引法関係で問題とされるときに「偽計」により問題視されるのかどうか
という場合についても、
アンバンドリングされセル化されている各主体間の一連の流れを捉えた上で、判断されるという方向感
が出てくるのも、ある意味では今後はあり得るのだなあという感じが強いという立場も理解できる気がしてきておったりするのですがねえ。
なんか、ここのところいろいろなことを考えているろじゃあでありますが、
いくつかの事案について、先般の「伝説の方」に芋ほりマップを作っていただきたいなぁ
という発言があったのもなるほどなあと思うところでございます。

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