« November 2014 | Main | March 2015 »

February 27, 2015

十人十色、法務部いろいろ(第九回):ろじゃあ@2015の幕間のつぶやき01・・・20世紀末のBYOD(苦笑)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。
前回まではこちら→第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回第七回第八回

1.ろじゃあ@2015からの幕間のつぶやき(intermission 01)
 というわけで、2015年のろじゃあに引き継がれた話を当時の視線で第八回ということで書いてみたのですが、いかがでしたでしょうか。
まあ、今の若き法務パーソンの方々からすると違和感のある部分も多々あると思うんですよね。
これは昔からのおいらの読者の方とお話しても話題になったところでありまして。
そもそもここに出てくるような上司としての課長さんの話し方、というか言葉づかい、あかんわぁというかたもおられるかもしれません。今の中間管理職ぐらいの方々も言葉遣いは日常的に配慮されてるでしょうからね。
まあ、パワハラまでにはいかない程度にろじゃあと課長さんは当時はこれでもうまくやっていたんだということはお含みおきいただきたいところであります。

2.20世紀末のBYOD(苦笑)
第7回以前のものを読んでおられて職場に「親指シフトのワープロ」持ち込んでたのかよ!(@@)というところで驚いておられた方々もおられるでしょうが、おそらく、その方々はたぶん40代ぐらいの方々のはずで、今の方々はそもそも親指シフトとは何か、ワープロとは何かというところから話が分からんという方が多いと思うんですよねえ(苦笑)。
昔はそんな感じだったのですよ。しかも自分で持ち込みのワープロで仕事やるというのは少数かもしれませんでしたけど、ホントにそうやってお仕事しておられたのですから、いろいろなところで。
これは今の時代で言えば、

BYOD(Bring your own device)
なんですよ(苦笑)。
BOYDって「個人持ち携帯端末(スマホ、タブレット)の業務活用」のことじゃないですか。
まさにそれにあたるお話で、自分のワープロ持ち込むと仕事がはかどるので持ち込んでたということなんですね。
まさに
20世紀末のBOYD(^。^)
だった訳でして。
ですけど、ネットへの接続も基本的に問題とならんベースでしたので、情報セキュリティの観点から問題になることも今とはおのずから領域的にも質的にも異なるわけで(汗)
というわけで、さらには


Continue reading "十人十色、法務部いろいろ(第九回):ろじゃあ@2015の幕間のつぶやき01・・・20世紀末のBYOD(苦笑)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

原油高のお話:広瀬さんのお話は米国市場の話以外にも役に立つよ、法務担当者の諸君(・。・)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によいエントリーしております。

全米平均レギュラー・ガソリン価格が反騰中(マーケット・ハック2015年2月27日)
http://markethack.net/archives/51956965.html
新聞ベースでの話じゃない話がいろいろと読めるので、この広瀬さんのページはおいら楽しみにしてんだよね。
毎日。
時差の関係もあるんで夜中に読むことが多いんだけど、ホントに色々な分野の話を載せてくれてるので、おいらみたいな範囲を広めにいろいろと首を突っ込んでいる人間にとってはうってつけのネットのメディアだとおもってるんだけどねえ。
金融法の領域でもさ、銀行法だけやってりゃいいわけではないだろうし。
金融商品取引法は勿論として、会社法の話が分かって企業法務の担当者としては金融機関とかで話ができることになってるんだろうからさ。
海外の分の話については金融に関するマーケットの話も視野に入ってくるだろうし、アメリカでの連邦系のいろいろな主体の動向だって日常的にフォローしてるわけでしょ?金融機関系の企業法務の方々って。
そんな時にさ、彼のページの話はいろいろと視野を広げてくれると思ってるのよ。
やはり実際にマーケットで仕事してた人は違うよなあと思うと同時に海外のマーケットで仕事するにしたって、NYだけじゃなくて彼なんかは若いときに実際に中東で仕事してるとかさ、


Continue reading "原油高のお話:広瀬さんのお話は米国市場の話以外にも役に立つよ、法務担当者の諸君(・。・)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

大塚家具の件はあんまり表で騒ぐ話でもないとは思うんだけどね:プロキシーファイトというのは今後も増えるんかねえ(・_・;)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

父には長男、娘には次男・次女らがつく大塚家具(yomiuri2015年02月26日)
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150226-OYT1T50066.html

伝統的企業でも新興企業でもそれぞれはじめというかスタートはあったはずで。
そのスタートのときに何を考え、どのような人が集ったのか。
ある企業を理解するときには、本当はそのはじめの一歩までさかのぼらなければ、その企業のコアコンピタンスがなんであって、その企業を支えているお客様がどのようなお客様であるのかということについて経営判断する主体の方々もホントはわからないところというのもあるのかもしれないなあと今回の騒動を第三者的に眺めていて感じたところが多かったですね。
本来は家庭の話を交えてその当否をするべきではないのでしょうけれども、この読売さんの記事にあるように役員として会社の経営にかかわっておられる方々が家族の構成と密接にかかわっている可能性がある、少なくとも外形的にはそのように見えるということになると外野は外野でやはりそのような見方になってしまうことはある程度やむを得ないのかもしれませんが・・・
上場企業である場合には、投資家から見たらどうなるか、


Continue reading "大塚家具の件はあんまり表で騒ぐ話でもないとは思うんだけどね:プロキシーファイトというのは今後も増えるんかねえ(・_・;)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

十人十色、法務部いろいろ(第八回):内線表と他のセクションとの付き合い方(その1)

前回まではこちら→第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回第七回http://rogerlegaldepartment.cocolog-nifty.com/rogerlegal1/2015/02/2015-778f.html

前回の後半のほうで

社内のほかのセクションの人たちへの「印象」って相当法務の仕事をやっていく上では極めて重要
って書きましたけど、そのあたりから。

前回の事件の少し前のある日のことです。
「ところでよう、○○(ろじゃあの苗字)、そろそろ社内のキーマンについては頭に入ってきたか?」
「キーマンと言われましても、毎日いろんな方と話もしてますし、誰がと言われてもすぐには挙げられませんよ。」
「ばかやろう。今までどれだけ俺と仕事してきやがったんだ。俺の仕事ぶり見てたら分かるだろうが。」
「いや、いつも課長のこと見てるわけではないですし、営業店からの電話に私が出て私が話していることもあるじゃないっすか」
「そうか。おまえは常に自分で電話を自発的にとっていたか?俺がいないときは先輩社員から電話が回ってくることもあったろう?」
確かにそうでした。課長がいないときには社内の問い合わせ電話については他の先輩が実際に電話を取ってその場で対応する場合以外に保留にした後わたしのほうに飛ばしてくる場合がありました。
「ええそうですね。それがどうしたんすか?課長」
「この一ヶ月間、どこからの電話がお前に回されてくることが多かった?」
「えっ?どこって・・・いろいろなところからですよ。営業店からもあるし、社内の営業本部とか企画本部とか財務本部からも・・・関連事業本部もありましたよね。」
「そうだ。そのとき相手にはどんなやつらがいた?」
「えーと、大体課長代理か次長の方々が多かったように思いますが、誰と言われても数が多すぎて」
「しょうがねえ奴だなあ、相変わらず。ほら、これちょっとみてみろ」
そういって課長は一枚の紙をろじゃあに渡してきました。
「これ、内線表じゃないっすか。本社内の。」
「そうだ。そこにでてる奴らを眺めながら、お前が今まで話をしたことがある本社内の人間をこいつでマーキングしてみろ」
また、作業かよ、と思いながら指示通りに内線表を眺めていきました。とは言っても、本社内だけでもセクションごとの内線表を見ていくと虫眼鏡で見ないといけないぐらいに文字が縮小されている一覧表ですので結構しんどい作業です。とはいえ、経営管理部から、企画本部、営業本部、財務本部、経理本部、管理本部、事務システム本部、総務本部、関連事業本部、業務本部等々、本社内のセクションごとにそれぞれの本部の中の部のところごとに電話で話した覚えのある人物のところを蛍光ペンでマーキングしていきます。
結構いるもんだなあと思いながらなんだかんだで時間かかるなあと少し疲れを感じ始めます。
東京地区統括部にかかろうとしたところで、
「ああ、そこまででええわ。」
といいながら煙草をくゆらせながら課長がこちらに椅子を寄せてきます。
「んで、どうよ?なんか気がつかねえか」
「えっ?・・・いや、数ヶ月の間にいろんな人と電話で話してるなあと」
「おう、そりゃそうだ。修士様ったってただ飯食わせとくわけにはいかねえからなぁ」
「だだ飯って・・・そんな言い方しなくてもいいじゃないっすか」
「まあ聴けよ。そんでよ、いまマーキングした奴らが一応お前にとってのキーマンだ。」
「ちょっと、待ってくださいよ。キーマンがこんなにいる訳ないじゃないっすか。ざっとみただけでも50人以上いますよ?」
「じゃあきくがよ。○○。キーマンとはどんな奴だ?」

Continue reading "十人十色、法務部いろいろ(第八回):内線表と他のセクションとの付き合い方(その1)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 26, 2015

分散型暗号通貨と反社・マネロン・TOC それに反テロ・・・<IS>仮想通貨で取引か 米財務省幹部が懸念表明( 毎日新聞 2月25日)の記事を読んで

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

<IS>仮想通貨で取引か 米財務省幹部が懸念表明
(毎日新聞 2月25日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150225-00000092-mai-int
この分散型暗号通貨の分野のお話は、日本でどう定着させることができるかということで真面目に検討しているお友だちも知っている一方で、どうしてもいわゆる反社問題、マネロン、そしてTOC(Transnational Organized Crime)についての問題への配慮が各国政府、企業や金融機関でも検討対象になって来ざるを得ないという現状があるのですな。
それに加えてタイトルにある問題も関連して各国政府が対応することになると枠組みは勢い透明性が要求されざるを得ないことになるのはある意味で仕方のないことなのかもしれないなぁとも思うところがあります。
ろじゃあはこの分散型暗号通貨の分野の話を


Continue reading "分散型暗号通貨と反社・マネロン・TOC それに反テロ・・・<IS>仮想通貨で取引か 米財務省幹部が懸念表明( 毎日新聞 2月25日)の記事を読んで"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

企業法務と消費者法:ジュリスト2015年3月号(No.1477)で特集が:いまにはじまったことじゃあありません。内部統制×消費者法でんがな(・。・)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

ジュリストの今月号で「企業法務と消費者法」のタイトルで特集が組まれていますね。
明日職場に行ったら読もうと思っておりますが、ろじゃあからするとようやく時代が追いついてきてくれてるのかぁというかんじですね。
ろじゃあが会社にいた頃から企業法務においては消費者取引に関する法務を特別法のレベルだけでなく契約や約款法務においてどう対応するのかというのは、消費者を相手にする業務をメインの業務として展開している企業、特に上場企業の法務部において当然のお仕事になっていたところがあります。
そして、「法務部いろいろ」第七回の最後のところでも書いておりますが、会社法がないころ、金融商品取引法がないころから消費者取引を前提とした企業法務は特定の領域では実際に存在していたわけでありまして。
これに、


Continue reading "企業法務と消費者法:ジュリスト2015年3月号(No.1477)で特集が:いまにはじまったことじゃあありません。内部統制×消費者法でんがな(・。・)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 25, 2015

「愚者のための「読書の悪知恵」」 (ベスト新書) :ほー、これは予約を入れておかねば(・。・)w

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

どちらかということ個人的な趣味というか興味の範疇の本ではあるのだが(・。・)
おともだちに先ほど教えてもらったので。

愚者のための「読書の悪知恵」 (ベスト新書) 新書 – 2015/3/26
山本 一郎 (著), 中川 淳一郎 (著), 漆原 直行 (著)


と、ここでなぜか徳岡さんの本がまた欲しくなったのでkindle版が欲しいとの訴求の意味を強調する意味で

とはいえ今の時期、実は債権法の改正の話があるんので、


Continue reading " 「愚者のための「読書の悪知恵」」 (ベスト新書) :ほー、これは予約を入れておかねば(・。・)w"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

大阪地判平成27年2月23日:食べログ掲載を差し止める権利はない(町村先生のブログ)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

町村先生のエントリーですね。
「食べログ掲載を差し止める権利はない」
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2015/02/jugement-ccbf.html
こちらの判決は読めるようになったら是非読みたいなあと思ってます。
ネットでの評価を使ったビジネスモデルを採用している企業は、今回のような積極的な周知を図っていないお店との関係で法人あるいは事業者との関係で今回の判決を受け止めるべきかという話もあるとは思うのですが、一般の利用者との関係でその評価を参考に来店することになる一般の消費者との関係ではどのように考えるべきかということも配慮はされておられるのだろうかなあということが気になるところです。
これが、個人としての消費者との関係になりますと、

Continue reading "大阪地判平成27年2月23日:食べログ掲載を差し止める権利はない(町村先生のブログ)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード」:ゲームに関連する業界と法務とファイナンスに興味のあるろじゃあ

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

ゲーム業界でお仕事をされているお友達とかが多くなってきたせいもあったり、そのうちの何人かの方々と別の分野ですけどお勉強会とか研究会という形でお会いしたりすることも多いからかもしれないんですけど、ゲームの世界に関連する方々というか制作されてる方々、関連業者さんとかそれを取り扱ったり評論の対象としておられる方々の動態というのは従来から非常に興味を持っているところであります。
会社組織としてそれらを手がけておられる方々がおる以上、そのための資金調達やら会社としての内部統制やらコンプライアンスの問題は当然出てくるわけでして、なお且つどのような法的枠組みが関連してくるのかということも含めると立派な法学系の研究対象としての存在としてもファイナンス系の研究対象としても重要だと思ってたりしておるわけです。
企業法務の観点からも、お客様との関係が個人ベースであり、若年層も含むことを考えれば結構ナイーブな分野の個別の法領域(消費者法の領域など)を自ら発見していって実務対応をしないことには、特に上場企業なり、上場企業の連結ベースで仕事をしておられる方々からしますと、知らなかったではすまない話があるように思うのですね。
そんな問題意識を「企業法務する心」(「科学する心」と同じような用法だなw)で考えておられる法務担当者の方々はこの本をどうよむのだろうかなあという相当前向きな興味をわたしは持っております。

徳岡 正肇編著「ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード」(SBクリエイティブ)
目次を見てみますと、
いやあ実に興味深い構成になっておりまして。編集の勝利ではないか
とも思うのですが。
実際に、

Continue reading "「ゲームの今 ゲーム業界を見通す18のキーワード」:ゲームに関連する業界と法務とファイナンスに興味のあるろじゃあ"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

マーケットの法制は金融商品取引法の法制だけでなく年金のガバナンスの在り方も大切だよね:GPIFの法制はどうなるべきなのか

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

複数のおともだち経由で教えてもらったこの文章。
磯山友幸「株高」の正体はただの「官制相場」:「GPIF」改革見送りの問題点
http://www.fsight.jp/33138

これを見ればお分かりの通り、今の株価を支えているのはGPIFマネーで、しかも安倍晋三内閣が進めたポートフォリオ見直しによって、それに拍車がかけられている。一部の識者から「官制相場」だと言われるのはこのためだ。アベノミクスの成功を演出したい官邸の意向によって、GPIFの巨額資金を使った株価維持策が取られているというわけだ。いわゆるPKO(プライス・キーピング・オペレーション)である。

上場会社を中心としたガバナンスの枠組みの問題と内部統制の枠組みについては国を挙げての枠組みの整備は進んできてたわけだけれども・・・マーケットを考えた上でのガバナンスの問題は、会社法制だけに限られるお話ではないんだよね。投資を担う主体のあり方自体も重要なお話で。
だからこそ生保さんの規制の枠組みのあり方、農林中金等の規制の枠組みのあり方も大事なお話の分野であって。そして年金についての主体の規制枠組みのあり方についても同様に、


Continue reading "マーケットの法制は金融商品取引法の法制だけでなく年金のガバナンスの在り方も大切だよね:GPIFの法制はどうなるべきなのか"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

キラキラネームは昔から?(・。・):「名乗辞典」ってあるんだぁ・・・「筆不精者の雑彙」さんのブログより

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

キラキラネームとかなんだかんだと最近の若い方の名前は読みにくい場合があるというお話が話題になることがあるようですが、これ昔から名前に凝る親御さんはおったんだなあということについて思いを新たにしたところがありました・・・ということで「筆不精者の雑彙」さんのブログというブログをお友達に紹介してもらいました。
わたし、初めて目にしたのですが、そのエントリーの中に

「DQNネーム」「キラキラネーム」の近代史~荒木良造編『名乗辞典』
http://bokukoui.exblog.jp/15886922
というエントリーがございまして。
これが非常に興味深い。
1959年版の荒木良造編『名乗辞典』という御本の存在を教えてくださってまして。
そこからいろいろなこだわりの感じられる用例を紹介してくださってるのですね。
ぼやいていても、


Continue reading "キラキラネームは昔から?(・。・):「名乗辞典」ってあるんだぁ・・・「筆不精者の雑彙」さんのブログより"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

法制審議会 民法改正の要綱を答申:まあそんな感じでいよいよだわね(・。・)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

まあ、6年ですか。
長かったのか短かったのか。
本来企図された方と比べてどの程度スケール的にも内容的にもズレがあったのかどうかはともかくとして法律が変わる形で動き出したわけでありますので。
粛々と受け入れ態勢を考えていかないといかんわけで。
企業法務の皆さん方もその真価がとわれるわけでありますな。
弁護士の先生方が当てになり始めるのは何時ぐらいからかということも含めて上場企業を中心にすでに内部統制との関係も踏まえて検討体勢を整備してこられたとおもいます。特に今回は、最後の最後まである意味ではしこったというか拗らせられた間のある分野として

さらに、企業がインターネットの通信販売などで契約者に示す「約款」について、「説明が不十分だった」などとしてトラブルになるケースもあることから、新たに規定を設け、契約者の利益を一方的に侵害する内容は無効とするとしています。
法制審議会 民法改正の要綱を答申
(NHKテレビ2月24日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150224/k10015709651000.html
なんてかかれている約款の問題も、

Continue reading "法制審議会 民法改正の要綱を答申:まあそんな感じでいよいよだわね(・。・)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 24, 2015

十人十色、法務部いろいろ(第七回):ろじゃあとろじゃあ(2015)の時空を超えた考察(・。・)

前回の終わり   前回まではこちら→第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回
次回は法務相談用の部屋での自問項目の続きと本社内での法務のお仕事について触れることにしましょう(つづく)
  順番で行くと、自問項目のうちの2.からはじめるべきなんでしょうけど、展開上、今回は、

4.本社の他のセクションとの関係でも失敗はやり放題なのか

というところから入ってみたいと思います。この問題を考えることが実は、2.と3.に対する答えに当然つながるわけです。
  では、場面は前後しますが、運命の電話事件の後、法務相談用の部屋で自問していたろじゃあにお付き合い願いたいと思います。
  ろじゃあは、自問しておりました。
  ・・・他のセクションとの関係でも、失敗はやり放題なんだろうか。確かに、先週の企画のYさんの案件については、最後に課長がうまくまとめてくれたからよかったものの、課長が明言してた用に実際には65点という及第点ぎりぎりだったわけだ。もし、あそこで俺が65点にも満たないような成果しか出せなかったら・・・いや何も対応できなかったらどういうことになってたんだろうか・・・。
  おそらく
1.Yさんが課長に抗議
2.H課長がYさんに謝る

  ぐらいまでは想像がつくのですが、その後はあまりよくわかりませんでした(当然、場数を踏むにつれてろじゃあはその辺の広がりの大きさに気づくことになるのですがまだこの頃は自分の半径5メートルを掃除するのが精一杯でして(^^;))。


Continue reading "十人十色、法務部いろいろ(第七回):ろじゃあとろじゃあ(2015)の時空を超えた考察(・。・)"

| | Comments (0) | TrackBack (1)

スマホも慣れてくるといろいろと(´・ω・`):枕元でこういうスピーカー欲しいなあ

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

まあ、どうでもいいはなしではあるのですけどね(汗。汗)

そろそろこういうの寝室に欲しくない?
なんてことを相方さんに言っておるのですけどね。
好きな音楽聴けるよとか、
好きな音楽聴けるよとか、
好きな音楽がスマホ操作しながら聴けるよ
とかのお話をしてるんですが・・・いいと思うんだけどなあ(汗。汗)


ちなみに、お風呂でも、

Continue reading "スマホも慣れてくるといろいろと(´・ω・`):枕元でこういうスピーカー欲しいなあ"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

災害復興法学:企業の法務担当者の方々もこの視点は共有しといたほうがええですよ(・。・)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

お友達の岡本先生のご著書「災害復興法学」ですが、少なくとも東日本大震災後の東北エリアでのいろいろなお仕事との関係では、少なくとも行政のサイドでどのような視点が必要になってきているかということを考えて、特に上場企業を注しんとしたグループにおける内部統制やBCPを考えていく際には、配慮しておかないといけないお話のヒントが相当詰まっております。
行政の御担当はこの分野についていろいろと現場でのお仕事も含めて住民の方々のために汗をかいておられるわけで、そのときに弁護士の先生や司法書士の先生がどういう姿勢で臨まなければならないかについての見方も提供してくれていると思います。
そんなことまで配慮しなくてもいいんだと、今の時代おっしゃる弁護士の先生やら司法書士の先生はおられないだろうと考えたいところもあるのですけれども、皆さん方の取引先とかグループ会社はそういう復興エリアでメインのお仕事をしておられる場合もある訳で。
そんなときに

空気よめない感
を感じて当惑することのないよう、特に若手の方々は法曹関係だけでなく企業の法務担当者・内部統制担当者・企画セクションの担当者、そして取締役以上の経営者の方々にもこの本で展開されているいろいろな


Continue reading "災害復興法学:企業の法務担当者の方々もこの視点は共有しといたほうがええですよ(・。・)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 22, 2015

こういう老後も素晴らしいのではないか(@_@)

妻が残した2千冊、私設図書館に 遺影、本棚を見守る(朝日デジタル2015年2月21日)
http://www.asahi.com/sp/articles/ASH2L04XQH2KPOMB01S.html

高橋さんは結婚のあいさつにと訪れた際に義母に言われた言葉が忘れられない。「春枝に本を買い出すと給料がなくなりますよ」。実家の倉庫には本が詰まった段ボール箱が20箱以上並んでいた。
本が好きな女性と結婚することがどんなに素敵なことかわかるかい?
少なくとも精神世界においては残りの人生がより一層豊かになるってことなんだよ(@_@)
こんな女性に請われて本を買うのなら男としては本望じゃないか。
そしてこの男性、このあとも奥様の残した本に囲まれて、

Continue reading "こういう老後も素晴らしいのではないか(@_@)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

情報処理学会、小学生~大学3年生が対象の「ジュニア会員制度」スタート、年会費無料で学会誌が読み放題とのこと(´・ω・`)

情報処理学会、小学生~大学3年生が対象の「ジュニア会員制度」スタート、年会費無料で学会誌が読み放題
http://m.internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20150220_689426.html

若い世代が情報処理学会のコンテンツに触れる機会を増やすことが目的。月刊の学会誌「情報処理」をオンライン電子図書館にて創刊号から最新号まで閲覧できるほか、さまざまなトピックを扱う39種類の研究会から1つを選択し、論文閲覧・講演聴講できる。また、学会主催のイベントなどに学生会員価格で参加できる。
こういう取り組みは素晴らしいと思うなぁ(´・ω・`)
こういう分野に興味ありそうなお子さまがおられる方は是非ご検討いただくとよろしいのではなかろうかと。ちなみに

Continue reading "情報処理学会、小学生~大学3年生が対象の「ジュニア会員制度」スタート、年会費無料で学会誌が読み放題とのこと(´・ω・`)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 21, 2015

三原順さまの「はみだしっ子」文庫版とKindle版(´・ω・`)

いまも時々読んでるんだが、このシリーズのKindle版が出てるんだね。
リアルの紙の本版も買い換えたいけど。
最初の方は記憶が薄れ始めてるんだよねぇ(苦笑)
こういうのがKindle版で出てくれるのはよいことだと思う。
ただ、順さまの本って結構再評価されてるようで。
ってか、再評価ってなにさ?名作じゃないかと思ってたんだけど入手しにくくなってる作品も結構あったみたいで。
結構意外だなぁと思ってたろじゃあなのでありましたφ(゜゜)ノ゜♪
ところで、三原順さま復活祭の話知ってます?
実は明治大学の

Continue reading "三原順さまの「はみだしっ子」文庫版とKindle版(´・ω・`)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 20, 2015

クラウド・ガバナンスφ(゜゜)ノ゜♪…吉田パクえさんの話@デブサミ2015、おもろかったなぁ( ̄^ ̄)ゞ

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

デベロッパーズ・サミット2015(デブサミ2015)第二日からの参入になったのですが、実に刺激的な環境だなぁ、と思っていろいろとねりねりと歩き回っておりました。
そのなかでも、吉田パクえさんの話、おもろかったなぁ。

「クラウドを活かす組織運営~クラウドガバナンス入門」
という演題だったんだけど、川田大輔氏とかMSの久保田さんと最前列で話聴いとりました。
金融機関でのクラウド導入の話については実装面でのガバナンスの話考えるときに参考になる視点が共有できるなぁ…と思いながら、メモとっておりました。
でもさぁ、この

Continue reading "クラウド・ガバナンスφ(゜゜)ノ゜♪…吉田パクえさんの話@デブサミ2015、おもろかったなぁ( ̄^ ̄)ゞ"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

「足湯ビルで金融機関のクラウドと法務を語るかい?」発足(予定w)(´・ω・`)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

昨日はセキュリティ系・システム系のクラスタの方々と、金融機関系・法務系のクラスタの方々との都内での新しい研究会のスタートアップと顔合わせをアレンジできてよかったよかった。
テーマというかキーワードは
金融機関とクラウド
IPOモデルとクラウド
地域金融機関を中心とした中小企業の与信管理モデルとクラウド
以上についての法的問題と会計的な問題
さらには、

Continue reading "「足湯ビルで金融機関のクラウドと法務を語るかい?」発足(予定w)(´・ω・`)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 19, 2015

データ野球のエヴァンジェリストだよなぁ…山本一郎氏が楽天で(´・ω・`)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

山本一郎氏 楽天入りの経緯を解説(web R25 2月25日)
2015.02.16http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/jikenbo_detail/?id=20150216-00040626-r25&vos=sfb250000001
おらは、南海ホークスと阪神タイガースのファンだが、日本のプロ野球のために頑張って欲しいよなぁ。
まさに、データ野球のエヴァンジェリストにふさわしい男だと思うし。
第一、彼は野球を愛してる感じが伝わってくるよねぇ。
この感じ大事だと思うんだよねぇ、おいらは(´・ω・`)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

こちらもkindle版かなぁ・・・江頭先生ファンだとどちらかは迷うよね:会社法関連法令条文集・・・昔の法的枠組みへのアクセス手段の確保と法務系クラスタのお仕事の関係

なんかね、法務関係の参考書とかテキストとかって、新しく出るものについては、ネットで済ませてしまったりするからゆっくりとおうちでとか出張先でとか調べようとしたときに、

一覧性に欠ける場合は困る
ってことありません?
自宅でも常にでかい画面のディスプレイで仕事してるわけではないし、ましてや出張先でとか新幹線の中でとかいうとでかいディスプレイ担いでいくわけにもいかず、スマホで見るには字が小さすぎるし、字を拡大すればますます一覧性にかけるし・・・うーん、結局一冊でなんとかなる法令集の需要ってやはりあるんだなあとおいらは思っているんですけどね。
だから単独の規制法やら業法についてはコンメンタール機能も重要だけれども、法律、政令、省令の三段組表を本にしてくれただけの本でもおいらは結構重宝して買っておくほうなんですよねえ。
急がば回れ、結局そういう本のがいざというときには

Continue reading "こちらもkindle版かなぁ・・・江頭先生ファンだとどちらかは迷うよね:会社法関連法令条文集・・・昔の法的枠組みへのアクセス手段の確保と法務系クラスタのお仕事の関係"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

記念Suicaでも残高管理の問題として資金決済法関係の供託等の保全の話は関係あるんだよねえ?という法務系クラスタの方々の当然の反応のお話(・。・)

このエントリーは公開時刻自動設定機能によりエントリーしております。

広告宣伝施策がしくじると、あるいは拗れるとえらいことになっちゃうよねえということで上場企業あるいは上場企業グループの広告宣伝部系のクラスタの方々にとってはいい内部統制的にも危機管理的にもお勉強になっちゃたかもしれないJRの100周年記念Suicaの話ですが約500万枚になっちゃったみたいですわよ、奥様(・。・)

「東京駅開業100周年記念Suica」につきましては、多くのお客さまにお申込みをいただき、ご希望総枚数が2014年度内の発送可能予定数(約10万枚)を上回る約499.1万枚となりました。今後、みなさまにご購入いただけるよう増刷に努めてまいりますが、多くのお客さまには商品の発送にお時間をいただくことをお詫び申し上げます。
なお、今後の流れについては以下をご覧ください。

https://www.jreast.co.jp/suica100/
でもさ、これ、法務セクターの方々からすると、記念Suicaとは言え、稼働スイカだし、残高管理対象のSuicaだよねえ・・・という話になると
資金決済法との関係どうなんだろうかね
って話になっていくのは当然のお話だろうなあと思うのですよ、ろじゃあもそう思いますもの。
いえね、何の話かといえば
未使用残高についての供託等の保全のお話
ですよね。
具体的には、

Continue reading "記念Suicaでも残高管理の問題として資金決済法関係の供託等の保全の話は関係あるんだよねえ?という法務系クラスタの方々の当然の反応のお話(・。・)"

| | Comments (2) | TrackBack (0)

February 18, 2015

プライバシーフリークカフェ in デブサミ:2月19日明日、昼時目黒雅叙園ですな(・。・)

セキュリティ系、システム系、IT系、エンジニア系のおにいさん、おねえさんならみんな知ってるデブサミ2015
http://event.shoeisha.jp/devsumi/20150219/
そちらの初日の昼飯時にプライバシーフリークの三人が参上!推参!登場!ということでサイン会があるようです。
http://event.shoeisha.jp/devsumi/20150219/sign

日時:2月19日(木)
プライバシーフリーク in デブサミ(トーク) 12:00~12:30
サイン会 12:30~13:00
場所:2階 華しらべ
本セッションへの参加は入場整理券が必要となります。デブサミへの事前登録も必要です。
入場整理券は書籍購入者へ配布いたします。
【入場整理券配布方法】
2/19(木)9:00~
目黒雅叙園2F総合受付付近の翔泳社書籍ブースにて、新刊本『ニッポンの個人情報―個人を特定する情報が個人情報であると信じているすべての方へ』を購入された方に入場整理券をお渡しいたします。
あの山本一郎さん、はじめ鈴木正朝氏、高木浩光氏で構成される「プライバシーフリーク」が

Continue reading "プライバシーフリークカフェ in デブサミ:2月19日明日、昼時目黒雅叙園ですな(・。・)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

あらま懐かしい、ビジネス法務の部屋第一回関西オフ会報告:あらま、しかもまるちゃんさん(丸山満彦先生)が、おおすぎさんが、grandeさんが(@@;)

ひさしぶりにブログの更新頻度を高めたものだから勢いでちょっと変わったエントリーを掘り起こしてしまって。
しかも、自分のブログじゃなくてなんと「ビジネス法務の部屋」のtoshiさんこと、山口利昭先生のエントリー。
第一回のビジネス法務の部屋関西オフ会報告(・。・)
http://yamaguchi-law-office.way-nifty.com/weblog/2007/07/post_63e2.html
2007年の7月ですのよ、奥様(汗。汗)

本当に楽しかったですし、「2年半、ブログやってきて本当によかった」と思いました。東京からお越しいただいた丸ちゃん(丸山満彦先生) 、神戸のligayaさん、大阪のgrandeさん、M&A会計士の八大先生、京都の藤野先生など、HPやブログで著名な会計士の方々ともいっぺんにお会いできましたし、たくさんの企業や金融機関、○○○○○の役員の方(来られた人しかわかりませんが・・笑)、それから法務担当のお若い社員の方も含め、大いに意見交換させていただきました。
んでね、コメント欄には当日行けなかったおおすぎさん(大杉謙一先生)やらgrandeさんやらの名前が見えるのが素晴らしいなぁと思うと共に、あらま、丸山満彦先生の名前が

Continue reading "あらま懐かしい、ビジネス法務の部屋第一回関西オフ会報告:あらま、しかもまるちゃんさん(丸山満彦先生)が、おおすぎさんが、grandeさんが(@@;)"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

本の補訂や増補、要はアップデートはネット経由で・・・司法試験受験生等のための平成26年会社法改正などの対応:大杉謙一先生のツイッターより

会社法は前から改正が多いからしょうがないんだけどアップデートには法務部とかの皆さんも苦労してるところあるかもしれませんよね。
前から、アップデートぶんは版元のホームページでとか考えてた出版社も多いと思うけど、こういう形が当たり前になってきてますねえ。

今年5月の司法試験(等)の受験予定者で「事例で考える会社法」を使っている方は、平成26年改正に対応した追補が有斐閣のウェブページで入手できますのでご利用ください。

https://twitter.com/osugi1967/status/567084897584418817
そんでここで示されたリンクから追補が入手・参照できると。
※2014(平成26)年6 月27 日に「会社法の一部を改正する法律」(平成26 年法律第90 号)が公布されました。平成26 年会社法改正などにより,本書の内容に補充を要する箇所がありますので,事例ごとに記載した追補を作成しました。
まあ、こういう感じになるよね。
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641136113
実際に本法の内容が明らかになるタイミングやら

Continue reading "本の補訂や増補、要はアップデートはネット経由で・・・司法試験受験生等のための平成26年会社法改正などの対応:大杉謙一先生のツイッターより"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

イスラームについて考えること:池内恵先生の本など

宗教における教義の考え方は法を学んだり理解する際の思考とかぶる部分もある。
ルールをどう考えるかということではそりゃかぶるところはあるわな。
最近、東京の仲間内でこの辺について国際紛争を考える観点から政治学のお友達やらイスラム関連の研究をやっている大学の方と私的なお勉強会やったりすることもあったりして。そんなとき、東大の池内先生の本紹介されたので読むようにしている。取り急ぎこれが頭の整理にはいいですね。

そんで、この先生が解説を寄稿してるとのことなので、

Continue reading "イスラームについて考えること:池内恵先生の本など"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

宮島敏夫先生のこと:資材取引法務について思うこと

ご無沙汰してる先生の話を某所で見つけたので。
かつて企業法務を支えていた代表的なセクターと言えば商社などを挙げることができるのだがメーカー系クレジット会社が大きな役割を果たしていた時代もあった。日立クレジット、富士電機クレジット、ソニーファイナンス、日産クレジット等々、顧客向けのクレジットばかりでなくチェーンストールや取引先の審査・与信管理、リース、ファクタリング、そして資材取引など生産と流通という実物取引を裏付けとする販売信用についての独自の法務実務を形成していたものだった。
この点、無因性を前提とする金融機関の取引とは発想を異にする法務の世界が商社法務と共に独自性を持っていたものであったと思うんだよね。
わたしは、世代的にギリギリその頃の先達達からのなまの話を法務担当者として伺う機会が多かったところがある。
アセットベースレンディング(ABL)と言っても実は

Continue reading "宮島敏夫先生のこと:資材取引法務について思うこと"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

February 17, 2015

タイトル長いけど必読だよなあ:鈴木正朝=高木浩光=山本一郎「ニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方へ 」

やっぱりあんまりブログの更新ができないなあと思いつつ、年末年始の忙しさにかまけて時間を過ごしてしまいました。
とはいえ、あんまり無理せずに時々はいろいろと書いていこうかとは思っております。
個人情報保護法関係の話は、私自身もいわゆる「パーソナルデータ」の取り扱いとかの関係もあるのでいろいろと首突っ込んでいるところもあるのですが、いま買って読まないといけないと分かってるのに買って読んでないこちらの本を何とかしなきゃいけないと悩んでいるところです。
参考になるのは分かりきってるのですが、kindle版にするか

Continue reading "タイトル長いけど必読だよなあ:鈴木正朝=高木浩光=山本一郎「ニッポンの個人情報 「個人を特定する情報が個人情報である」と信じているすべての方へ 」"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« November 2014 | Main | March 2015 »